新型コロナ・ウィルスの感染影響で5年ぶりに渡米しました。クーパースタウンの訪問も2019年以来5年ぶりです。コロナ前後で変化があるかを調査する目的でしたが大きなルール変更はなかったと思います。
まず最初に感じたのは来場者数が少ないことです。過去には野球殿堂博物館に入場するファンで正面玄関は長い列を作っている光景を目撃しています。その記憶から比較しますと少子抜けしました。筆者の場合は行列に並びたくないので野球殿堂博物館の会員になり列に並ぶことなく入館できますが、この特権を使わなくとも待ち時間は短い印象でした。
それでもイベントの無い日と比較しますと、Hall of Fame weekend期間中は混みます。野球殿堂博物館をじっくり見学し、ギフト・ショップでゆっくり買い物するのであれば、1日早く現地を訪ね金曜日に見学する事をお勧めします。
正面玄関から入場し受付でリスト・バンドを巻きます。一般の入場者は博物館の出入りは当日に限り自由に行えます。
入場しますと昨年2023年に他界されたホームラン・キング、ハンク・アーロン氏の新設された銅像がファンを出迎えてくれます。
プラーク・ギャラリー(Plaque Gallery)
1階の見どころは過去にアメリカ野球殿堂入りを果たしたレジェンド達のプラーク(楯)が飾られているエリアです。正面に一番目立つ場所には1年目に殿堂入りを果たした5氏のプラークが飾られています。Induction Ceremony前ですので2024年に殿堂入りしたメンバーの楯は飾られていませんが、掲載予定の場所にはサインが書かれています。
余談
アメリカ渡米時の機中で映画「42」を鑑賞しました。ご承知の通りジャッキー・ロビンソンをテーマにした映画ですが、この映画で取り上げられた人物も数名野球殿堂入りを果たしています。2024年時点で346枚のプラークがありますが、今回はこの映画で取り上げられた人物のプラークを紹介します。
Babe Ruth (His Life and Legend)
2階の見どころは多々ありますが、やはりアメリカ野球はベーブ・ルース氏が輝いています。ルース氏だけのコーナーを設置し彼の歴史をつづっています。現在のMLBは大谷翔平選手が主役を務めておりますし、ベーブ・ルース氏と都度比較もされます。大谷選手はこれからも歴史を積み上げていくと思いますが、ベーブ・ルース氏の偉大さはこのコーナーで味わって下さい。2階には全9コーナーの展示があります。
2階にはGenerations of the Gameというコーナー。つまり映像でMLBの歴史をたどるシアターもあります。16分間のWelcom Flimを楽しんで下さい。
New Inductees
この時期の3階のメインは2024年に野球殿堂入りしたメンバーのコーナーです。ベルトレー、ヘルトン、マウワー、リーランド4氏の展示品が展示コーナーの最終コーナーに並べられています。
3階には全7コーナーの展示があります。近年の30球団を代表する選手の野球用品がロッカー・ルームを模したコーナーに飾られていますし、2024年にはハンク・アーロン氏に特化したコーナーもありました。
また打者と投手のあらゆる成績を歴代記録と現役記録に部門分けしてモニターに表示できるコーナーもあります。イチロー氏、、前田健太投手の記録を確認することができました。
ギフト・ショップ
ギフト・ショップは1階出口にあります。一通り見学を終えた後にお気に入りの商品の買い物を楽しみましょう。野球殿堂会員は10%引きのメリットがあります。Hall of Fame Week中は多数のファンが来館しますので、ギフト・ショップは混みます。この期間中のみ野球殿堂博物館の右隣の建屋が臨時のギフト・ショップになります。こちらもチェックして下さい。
ブック・ストア
1階ブラーく・ギャラリーの奥にシアターとブック・ストアがあります。筆者は個人的にこのブック・ストアが好きです。
2024年の30球団のイヤー・ブックやさまざまな野球に関わる書籍が並んでします。英文を読むのは大変ですので、球場の過去と現在を特集した写真集がいくつか売られています。私は写真でMLBを楽しむ派ですので、球場を特集した写真集を購入しました。これも10%オフです。
球場訪問パスポートには野球殿堂博物館のページもあります。スタンプはブック・ストアでも押してくれます。
展示品の一例
展示品
日本人関連
(※2024年7月18日~22日に現地を訪問)