MLBの個人賞は、MVP、サイヤング賞、最優秀監督賞、そして新人王があります。新人王の発表は、アメリカ東部時間11月14日午後6時（日本時間の11月15日の午前8時）となりますが、その前に最終候補者（ファイナリスト）3名が発表されます。このファイナリストが、アメリカン時間の11月7日夕方/日本時間の8日の朝）の発表になりました。ここでは、新人王の最終候補に選ばれた各リーグ3選手の2022シーズンの成績をまとめております。

アメリカンリーグの新人王争い

今年のアメリカンリーグはマリナーズのフリオ・ロドリゲス選手が最有力とみられ、オリオールズのアドリー・ラッチマン選手、そしてガーディアンズからスティーブン・クワン選手がファイナリストに選出されました。

フリオ・ロドリゲス選手（マリナーズ）

2007年のダイヤモンドバックスのクリス・ヤング、2012年のエンゼルスのマイク・トラウト以来、史上3人目の新人としての25-25（25本塁打、25盗塁）を達成し、マリナーズを20年ぶりのプレーオフに導いたフリオ・ロドリゲス選手。
オールスターにも選出されるなど、輝かしい1年を過ごしました。マリナーズ初のアメリカンリーグチャンピオン、そしてワールドシリーズ制覇へ導けるか注目です。

チーム　シアトル・マリナーズ
出身国　ドミニカ共和国
生年月日 2000年12月29日
ポジション外野手（センター）

試合数	打席	打率	得点	安打	本塁打	打点	四球
132	511	.284	84	145	28	75	40

敬遠	盗塁	三振	併殺打	出塁率	長打率	OPS	WAR
4	25	145	7	.345	.509	.854	6.0

アドリー・ラッチマン選手（オリオールズ）

2019年のドラフト全体1位でオリオールズに指名されたアドリー・ラッチマン選手。2022年は開幕には間に合わなかったものの、5月21日にメジャーに昇格すると、その後、捕手としてオリオールズをけん引。
前評判では全く期待されていなかったオリオールズをシーズン途中までプレーオフ争いするようなチームの中心選手として活躍しました。

チーム　ボルチモア・オリオールズ
出身国　アメリカ
生年月日 1998年2月6日
ポジション捕手

試合数	打席	打率	得点	安打	本塁打	打点	四球
113	398	.254	70	101	13	42	65

敬遠	盗塁	三振	併殺打	出塁率	長打率	OPS	WAR
0	4	86	4	.362	.445	.807	5.2

スティーブン・クワン選手（ガーディアンズ）

2018年のドラフト全体163位（5巡目）でクリーブランド・インディアンスに指名されたスティーブン・クワン選手。出塁率が高く、空振りをしづらい選手として注目されました。
2022シーズンはゴールドグラブ賞も獲得しています。

チーム　クリーブランド・ガーディアンズ
出身国　アメリカ
生年月日 1997年9月5日
ポジション外野手（レフト）

試合数	打席	打率	得点	安打	本塁打	打点	四球
147	563	.298	89	168	6	52	62

敬遠	盗塁	三振	併殺打	出塁率	長打率	OPS	WAR
2	19	60	9	.373	.400	.773	5.5

ナショナルリーグの新人王争い

ナショナルリーグは、ブレーブスのスペンサー・ストライダー投手とマイケル・ハリス選手の一騎打ちの様相です。ファイナリストの3人目は、カージナルスのブレンダン・ドノバン選手が選ばれました。

スペンサー・ストライダー選手（ブレーブス）

2020年のMLBドラフト4巡目（全体126位）でアトランタ・ブレーブスから指名されたスペンサー・ストライダー投手。2021年の後半戦にメジャーに昇格し2試合の登板を記録しました。
2022シーズンは、王者ブレーブスのローテーションを支え、31試合の登板中、20試合の先発登板で11勝と2ホールドを記録しています。

チーム　アトランタ・ブレーブス
出身国　アメリカ
生年月日 1998年10月28日
ポジション投手