2023年5月15日(アメリカ時間)のオリオールズ 対 エンゼルスの試合は大谷翔平選手の惜しい記録が満載でした。
投手成績
二刀流で出場したこの試合。投手大谷は4安打しか打たれていませんが5失点でした。4安打中3本がホームランで、これは1試合自己ワースト・タイです。奪三振も5個と大谷選手にしては少なめです。甘めのスィーパーを狙われたようです。
それでも7回を投げきり5勝目を上げました。
サイクル・ヒット⁉
この日の大谷選手は5打数4安打と固め打ちをし打率を3割に乗せました。1打席目から順に四球、ヒット、ホームラン、三塁打、セカンド・ゴロ、そして9回の最終打席はレフト前ヒットで惜しくも二塁打が出ませんでした。結果的に自身二度目のサイクル・ヒットは達成できませんでした。先発投手として出場した選手のサイクル・ヒットはまだ誰も記録していませんので本当に残念でした。
ただし四球を含め5打席で出塁した大谷選手は、1964年9月のワシントン・セネターズ戦でヤンキースのメル・ストットルマイヤー投手が5安打を放って以来、1試合で5回出塁した先発投手になりました。
ユウトウ・ストリート・ホームラン⁉
もう1つ残念なホームランがあります。4回に大谷翔平選手が放った今期第9号ホームランは456フィート(約139m)の飛距離でした。打球はライト・スタンド後方の鉄門の上部にあたりスタンドに跳ね返ってきました。(下の写真の赤丸内がホームランボール)
この鉄門の奥に遊歩道Eutaw Street.(ユウトウ・ストリート)があり、ここにホームランを打ち込んだ場合に、その証としてボールをデザインしたレリーフが打球落下地点に埋め込まれます。
あと3フィート。つまり459フィート(約140m)のホームランならばユウトウ・ストリートに届いていました。打球方向が右中間ではなく、もう少しライト寄りならば届いていました。残念!
試合は本日(2023年5月16日)も明日(2023年5月17日)も明後日(2023年5月18日)もカムデン・ヤードで行われます。大谷翔平選手のユウトウ・ストリート・ホームランをひそかに期待しています。
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