クーパーズタウンとアメリカ野球殿堂博物館について

クーパーズタウン（ Cooperstown ）は、ニューヨーク州にある街になります。マンハッタンがあるニューヨーク市からは約310キロほどの距離となり、人口は2000人規模の街になります。
1939年にこの町に野球殿堂博物館が建設されました。
その頃の説として、野球の発祥の起源として、1839年にアブナー・ダブルデイ（軍人）がクーパーズタウンで野球の元を作ったとされていたため、野球殿堂博物館の建設がこの地になりました。
（ただ、野球発祥の起源がアブナー・ダブルデイ将軍というのは今は否定されています）

野球殿堂博物館の建設が決まると、MLBの協力のもと、貴重な資料などが寄贈され、現在では、多くの歴史的な選手の使用した用具などが展示されています。

クーパーズタウンは、非常に小さい町のため、町中にある宿泊施設は、ペンションのようなB&Bやモーテル的なものになります。唯一のリゾート型のホテルとして、「The Otesaga Resort Hotel」があります。
インダクションセレモニーウィークでは、ここが参加者（殿堂入り選手）の宿泊拠点になります。
（一般の人は泊まることができません）

町中には、野球殿堂博物館、そしてすぐ近くにあるのがダブルデイフィールドです。
このダブルデイフィールドは、アブナー・ダブルデイ将軍の「ダブルデイ」を冠にした野球場になり、1939年から毎年、1試合だけMLBチーム同士による奉納試合が行われていました。しかし、レギュラーシーズン中の日程の調整が難しいため、2008年を最後に開催が行われておりません。
野球殿堂博物館とダブルデイフィールドは、クーパーズタウンのダウンタウン内にありますが、インダクションセレモニーが行われるクラークスポーツセンター（野外広場）は、このダウンタウンエリアから約1.5キロほど離れた場所になります。