ドタバタのシンシナティ初日でしたからこの日はゆっくり行動することにしました。宿泊ホテルはコートヤード バイ マリオット シンシナティ コヴィントン(Courtyard Marriott Covington)ですが、コートヤードは空港近くや郊外ならば簡易ビュフェ形式の朝食が無料で提供されます。
しかし都市部では有料のケースが多々あります。この後宿泊したシアトル・ダウンタウンの同ホテルも朝食は有料でした。物価高、円安の現在この差は大きいのです。この日は朝食は2人で$69.96は日本円で10,919円でした。
出費ダメージは大きい!
今日も徒歩で球場へ
昼前から活動開始。この日のシンシナティは天候に恵まれ晴天。体感では東京と同じ気候、気温、湿度でした。熱中症対策として常にペットボトルを持ち歩き、ホテルや球場などこでもまめに水を補給します。宿泊したホテルでは水が$5は日本円で¥750で販売されていました。朝食に出費がかさんだ筆者は水の購入はもとよりこの日の昼食を我慢しました。
前日夜、球場〜ホテル間を徒歩で移動しましたので、この日の往復も徒歩移動にしました。ちょっと暑かったのですが川べりを散歩がてら歩き球場を目指しました。
充実したシンシナティレッズ殿堂博物館
球場に到着して最初に行ったのは歴史あるレッズを支えた名選手たちの銅像の撮影です。特にビッグ・レッド・マシーンと言われた1970年台の強力打線のメンバーが目につきます。無念にも2024年に他界したピート・ローズ氏のハッスル・プレーの象徴、ヘッド・スライディングの銅像は注目です。
写真撮影を一通り終え、チーム・ストアを物色した後に向かったのはチーム・ストアに隣接するレッズの殿堂博物館です。2011年もこの場所を見学しましたが、14年を経て展示に変化があるか楽しみです。入館料はシニア料金$13です。日本語版の案内チラシも用意されていました。
1階の見どころ
入館するとすぐにある展示スペースにレッズの殿堂入りした選手たちのイラストが壁面を覆っていました。ミニ・シアターもあり椅子が並んでいます。筆者は約20分のビデオ、1975年のレッドソックスとの死闘を演じたワールド・シリーズに見入ってしまいました。この貴重な映像は初めて見ました。同じフロアーには本格的なシアターもあります。ここでもレッズの歴史を紹介していましたが、筆者的にはミニ・シアターの方が良かったです。レッズの全盛期1975年から50年を記念して作られたThe Great 8の銅像も見ものです。来場者は必ずここで写真を撮るでしょう。
2階は見違える展示スペースに変身
The Great 8の脇の階段から2階に上がります。最初の展示スペースは小さいのですが、そこを通過すると広いスペースにたどり着きます。ここの展示は圧巻です。歴史のある球団でチームの実績もあり、名選手を多く輩出しているチームだけに展示物が多々あります。選手に特化したコーナー、歴代の球場に特化したコーナー、レッズの歴史をたとる年表と見どころが沢山あります。野球カードのコーナーには所属した選手のカードが整理して展示されており、2019年には秋山翔吾選手のカードも展示されていました。更に奥に進むとレッズ殿堂ギャラリーがあります。本家クーパーズタウンのプラーク・ギャラリーにも劣らないプラークが展示されていました。
レッズ野球殿堂は2011年とは比べ物にならない規模と内容です。筆者はこの殿堂博物館の見学をお勧めします。
シンシナティレッズ殿堂博物館に行こう(2025年7月30日)
この記事を書いた人
名前:五十嵐和彦
アメリカ野球殿堂博物館永久会員
(Life Time Membership)
プロフィール:1988年のキングドーム(シアトル)でのボストン戦がメジャーリーグ観戦の第一歩。その後1990年にはテキサスでノーラン・ライアン投手の試合を観戦。1995年には野茂英雄投手がメジャーデビュー戦をサンフランシスコで観戦。
イチロー選手がメジャーデビューした2001年にはシアトルでオールスターゲームを観戦。以降毎年渡米し2016年に30都市での観戦を達成した。
クーパーズタウンは、2024年を入れて6度の訪問をしており、うち4回は野球殿堂入りイベント(インダクションセレモニーなど)。
2025年は7月23日にオールバニー入りをし、クーパーズタウンでインダクションセレモニーを自身の目で見た後、8月9日のシアトルでマリナーズの永久欠番セレモニーを見届け、10日のイチロー氏のレプリカプラークの配布日までシアトルに滞在して日本に帰国するという旅程で渡米を決行。
滞在中、大規模なフライトのトラブルに見舞われ、大幅な旅程の変更を強いられたものの、何とか目的を達成することができました。