2024年のMLBはロサンゼルス・ドジャースの優勝で幕を閉じました。10月に始まったポストシーズンは、負けられない試合の連続となり、手に汗握る試合の数々、そしてドラマがありました。
最終的に、ロサンゼルス・ドジャースが2020シーズン以来の頂点となり、5年間で2度目の頂点を極めました。
あまりに濃い1か月だったため、早くも来シーズンが待ち遠しいファンも多いかと思いますが、MLBは今後、アワードの発表などがあり、大谷翔平選手はMVPを含めたいくつかの賞の受賞が有力視されております。ここでは、今後のMLBのオフシーズンの主なイベントをまとめております。
(日付はアメリカ時間になります)
2024年11月3日 ゴールドグラブ賞の発表
ナリーグ・アリーグの各リーグから、各ポジションごとに最も守備がうまかった選手に贈られる賞になります。選手は監督・コーチの投票になります。
2024シーズンノミネート選手はこちらから
2024年MLBゴールド・グラブ賞発表
2024年11月5日 MLBエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤー賞の発表
MLBエグゼクティブ・オブ・ザ・イヤーは、ゼネラルマネージャー(GM)を含む幹部が対象になる賞になります。
2018年シーズン後に創設された賞になり、2023年はオリオールズのゼネラル・マネージャー、マイク・エリアス氏が受賞しており、初代受賞者は、アスレチックスのビリー・ビーン氏になります。
2024年11月8日 プラチナグラブ賞の発表
ゴールドグラブ賞受賞者の中で、各リーグの最優秀守備選手に贈られる賞がプラチナグラブ賞になります。この賞は2011年に創設されました。2023年の受賞者はア・リーグが、ガーディアンズのアンドレス・ヒメネス選手、ナ・リーグがパドレスのフェルナンド・タティス・ジュニア選手でした。
2024年11月12日 シルバースラッガー賞
シルバースラッガー賞とは、ナ・リーグ、ア・リーグからそのシーズンの各ポジションで最も打撃に優れていた選手を、各チームの監督、コーチの投票によって選出する賞になります。
11月14日 ALL-MLB WEEKEND PRESENTED BY MGM REWARDS
11月14日は、以下の賞が発表されます。こちらは、ラスベガスのコスモポリタンホテルでのファン参加型(有料のチケット)のイベントとして開催されます。
ハンク・アーロン賞受賞者
各リーグで最も優れた総合的な攻撃力に贈られるのがハンク・アーロン賞になります。2023シーズンはア・リーグは大谷翔平選手、ナ・リーグはロナルド・アクーニャ・ジュニア選手が選出されました。
2024年ハンク・アーロン賞のファイナリスト ~大谷翔平選手が受賞~
カムバック・プレーヤーズ・オブ・ザ・イヤー
長い期間の不調や、怪我などを乗り越えて復活のシーズンを過ごした選手に贈られる賞になります。2023年は、ホワイトソックスのリアム・ヘンドリックス投手、シカゴ・カブスのコディ・ベリンジャー選手が受賞しております。
リリーバーズ・オブ・ザ・イヤー
リベラ/ホフマンリリーバーズ・オブ・ザ・イヤーは、各リーグでそのシーズンの最も優秀なリリーバーに贈られる賞になります。
優秀指名打者賞
エドガー・マルティネス優秀指名打者賞は、1973年にDHのために設立された賞になります。
大谷翔平選手は過去3シーズンで受賞しており、2024年も最有力候補になります。
オールMLBファーストチームとセカンドチームの選出
オールスターゲームに選出される選手の成績は、そのシーズンの前半戦の成績に基づきます。
そのため、シーズンを通じてのオールスター選手を決めるために2019年に設立されたのが、このオールMLBファーストチームとセカンドチームの選出になります。
候補者の中から、各ポジションのファーストチームとセカンドチームの選出されます。
2024年 オールMLBチームの投票始まる!
2024年オールMLBチームに大谷選手、今永投手が選出!
2024年11月18日 最優秀新人選手賞
各リーグの最も活躍した新人に贈られる賞になります。過去を見ると、1975年のフレッド・リン選手と2001年のイチロー選手が、最優秀新人選手賞とMVPの同時受賞を果たし、先日亡くなったドジャースの英雄フェルナンド・バレンズエラ投手は、1981年に最優秀新人選手賞とサイヤング賞の同時受賞を果たしています。日本人選手では、1995年の野茂英雄投手、2000年の佐々木主浩投手、2001年のイチロー選手、2018年の大谷翔平選手の受賞歴があります。
2024年11月19日 年間最優秀監督賞
各リーグで最も優秀な監督としての表彰となります。2023年の受賞者は、ア・リーグがブランドン・ハイド(オリオールズ)監督、ナ・リーグがスキップ・シューメイカー(マーリンズ)監督でした。
2024年11月20日 サイ・ヤング賞
サイ・ヤング賞は1956年に創設された最優秀投手賞です。1956年から66年まではメジャー全体のトップ投手のみが受賞対象でしたが、1967年からは各リーグの1投手が受賞するようになりました。
2023年はア・リーグがゲリット・コール投手とナ・リーグがブレイク・スネルが受賞しております。
今年は、ア・リーグがデトロイト・タイガースのタリク・スクバル投手、ナ・リーグがアトランタ・ブレーブスのクリス・セール投手の二人が、投手三冠王を獲得しており、受賞が確実視されております。
2024年11月21日 MVP
主要アワードの最後を飾るのがMVPの発表になります。
ナ・リーグは大谷翔平選手がレギュラーシーズンで史上初の50-50を達成。DHで史上初の受賞に期待がかかります。
ア・リーグはアーロン・ジャッジ選手が大本命とされております。
2024年12月9日から12日 ウィンターミーティング
ウィンターミーティングとは、MLB30チーム、マイナーリーグの監督やゼネラルマネージャー、それに選手の代理人などの関係者が集まり、FA選手などの去就やリーグの運営などを話し合う場になります。
2023年の話題の中心は大谷選手だったように、毎年この場で、その年の目玉のFA選手などの話題が出たり、実際、この場でトレードがまとまることもあります。オフの選手の動向が気になるファンの方は、まずこのウィンターミーティングに注目してください。2024年はダラスにて行われます。