アメリカの野球観戦の醍醐味の1つ。スタンド最前列の高さがグラウンドの高さと差が小さく、ファウル・グラウンドも狭いので選手との距離が近く感じられます。より近く野球観戦が出来る事に加え、2017年以前はネットが張られている範囲が狭く、試合前に選手からサインをもらう機会に恵まれていました。しかし野球観戦中のファンに打球が当たり病院に搬送された上に訴訟にまで発展してしまいました。そこでアメリカ大リーグ機構は、2018年シーズン中にメジャー・リーグ30球団の本拠地の球場に防護ネットを敷設すると発表しました。ネットの敷設により選手からサインをもらう機会が減少したように思えます。
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ここでは2025年2月16日(日本時間)時点で30球団の公式ホームページに記載のある内野席のネット敷設範囲を確認してみました。
アメリカン・リーグ
アメリカン・リーグではレイズがハリケーンの被害によりトロピカーナ・フィールドが使用できません。代わりにヤンキースのスプリング・トレーニングの本球場ジョージ・M・スタインブレナー・フィールドを使用します。
またアスレチックスは2028年にラスベガスに移転しますが、2025年から2027年の3年間は暫定的にサクラメントにあるサンフランシスコ・ジャイアンツのマイナー球場サター・ヘルス・パークで公式戦を行います。
さらにアストロズの本球場は2025年からダイキン・パークに名前が変わっています。
球場でネットが張られている範囲 アメリカン・リーグ東地区
球場でネットが張られている範囲 アメリカン・リーグ中地区
球場でネットが張られている範囲 アメリカン・リーグ西地区
ナショナル・リーグ
ドジャースタジアムは改装工事中です。ネットの範囲が変わるかもしれません。公式HPを確認し変更され次第、アップデートします。
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球場でネットが張られている範囲 ナショナル・リーグ東地区
球場でネットが張られている範囲 ナショナル・リーグ中地区
球場でネットが張られている範囲 ナショナル・リーグ西地区
2021年の記事
2021年の以下の記事ではネットの範囲別に解説しています。アストロズの球場は2025年にネットを拡張すると発表していますので2021年と変わっていますが、参考までにご覧ください。