2025年野球殿堂入りウィークエンド レジェンドのサインをもらう(買う)⁉ (2025年版)

Hall of Fame Weekendの期間中に、野球殿堂博物館公式のイベントではありませんが、レジェンドのサイン会が開催されています。
過去に殿堂入りしたメンバーはもとより、そうではない方のサイン会も行われます。2025年は20世紀最後のホームランを打った元選手もサイン会に参加していました。公式の場でサインを頂く機会は稀なことだと思いますので、ある意味貴重な機会です。2025年ものべ30名以上のレジェンドがサイン会に参加しました。

事前にチケット購入

まず申し上げなければならないのは、このサイン会は有料です。球場で選手がサインに応じるのではなく、決まった時間に決まった人数に丁寧にサインを書いて下さいます。概ね1人のレジェンドあたり100名程度がサインをもらえます。人気のある方は事前に完売する可能性もあります。特に2025年に殿堂入りした3名は値段も高く人気です。絶対にサインが欲しい方は事前にWEBでチケットを購入することができます。クレジットカードで決済し、当日会場でチケットと交換します。注目のイチロー氏は残念ですがこのサイン会に参加しませんでした。筆者も毎日このサイトをチェックしていましたが、リスト入りすることはありませんでした。その代わりにイチロー氏が事前にサインを書いたボールなどが会場で販売されていました。

貪欲なるサイン・ビジネス

2024年に参加した時も感じましたが、このサイン会のビジネス色がどんどん加速しているようです。サインをするアイテムごとに値段が違います。ボールやスポーツ・カードよりもジャージやバットなどへのサインの価格が高いです。サインでも自身のサインを書くだけでなく、宛名を入れる、HOF2025など野球殿堂入りした年を書く、MVP2001など現役時代のタイトルを書くなど、サイン以外に付記する場合は追加料金を払う必要があります。スポーツ・カードでもルーキー・カードへのサインを高く設定している人もいます。さらにレジェンドと2ショットの写真撮影も有料です。写真撮影の簡易ブースが設けられプロのカメラマンが撮影してくれます。以前でしたらサイン会場でツーショットのサインを自由に撮ることができましたが、現在ではこの行為は禁止されています。投資してサインをもらうという判断は個々人の価値観です。良きに判断してください。

筆者がいただいたサイン

2025年の今回、筆者は2名のレジェンドからサインを頂きました。エドガー・マルチネス氏とオジー・スミス氏です。実は筆者は2019年にクーパースタウンでこの2人からサインを頂いています。なぜまた同じ人物から? 以前でしたらボールにサインを貰っていましたが、最近はレジェンドと2ショットで撮影した写真にサインをもらう方針にしました。これは唯一無二のサイン・アイテムですし仮に転売しても誰も買わないでしょう。セルフ転売禁止を推進する行為でもあります。2019年は写真撮影は厳しくありませんでしたので、2ショット写真を自身のデジカメで撮っていましたので紙焼きして持参しました。グース・ゴッセージ氏との写真もありましたが2025年はご本人が不参加でした。また別の店舗がピート・ローズ氏のサイン会を行なっており、2019年にサインを頂き写真を撮影しました。この写真へのサインをと考えていましたが、前年の2024年ローズ氏は惜しくも他界されました。2度とチャンスは訪れません。

サイン会場はカオス状態

野球殿堂入りするレベルの元選手からサインを頂ける機会はそうそうありません。まして日本在住者はその機会が激減します。サイン会場はサイン・コレクターを中心に人だかりができます。広くない屋内には整理番号順に10名〜15名づつ入室します。サインを行うレジェンドが4名同時進行でしたら室内は混み合います。そしてファンは会話もしたいので、時間を要してしまうこともありました。時間が余計にかかりますので、筆者は予定時間の1時間遅れでサインをもらう事態に遭いました。サイン・コレクターは複数のサインをもらいますので、慌ただしく行き来しています。これを解決すべく主催者は、VIP券なるものも販売していました。つまり整理番号に関わらずVIPはいつでも優先してサインをもらえる仕組みです。この点でもビジネス魂を発揮していました。

熟考したイチロー氏のサイン

ワグナー氏、サバシア氏は参加しましたが、お目当てのイチロー氏はサイン会場には現れませんでした。本人からサインをもらうことが価値ですから、サインボールを買う行為は店頭やネット通販で買う行為と変わりません。つまり価値を見出せないので買わない判断をしました。翌日イチロー氏のサインボールにはHOF25という新しいタイトル、肩書きが書かれていることに気がつきました。イチロー氏がサインをする場合、#51、MVP2001などを付記することは殆どありません。ましてHOF2025は本当に特別です。考え抜いた末に辿り着いた答えは「買い」でした。一期一会、唯一無二の機会と察した判断です。

サインを買う行為

以前から何度も書いていますが、サインをお金を出して買う問題です。否定的な考えを持つ方は少なくないと思います。球場に行ってサインをもらう醍醐味を大事にすることも良しでしょう。メジャーの一時代を築いた最高峰のメンバー、現役を引退し球場でお会いする機会は稀な方々、その方々に対面で直筆のサインを丁寧に書いてもらえる高揚感。現在の筆者は後者を推しています。さあ皆様のご判断は ⁉︎

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