2025年野球殿堂入り レジェンド・パレードを楽しむ(2025年版)

パレードは開催前日から!

Hall of Fame weekendは金曜日にオジー・スミス氏の野球教室から始まります。しかしこのイベントは子供達への技術指導ですから大人の楽しみは土曜日の夜、レジェンド・パレードを皮切りに始まります。

しかしファン達のパレードは前日早朝から、いやそれ以前から始まっているのです。熱心なファンはパレードの場所取りをします。折りたたみ椅子を持参し名前を書いたプレートをくくりつけ、この場所は私の席とアピールをします。沿道には場所取りは前日の朝6時以降に行うよう警告のボードが貼られていましたが、その前の日からアメリカ野球殿堂博物館前、つまりパレードのゴール地点の場所取りは始まっていました。

警告ボードで指導をしているもののスタッフがコントロールしている訳ではありません。置いたもの勝ちです。よくよく話を聞いてみますと、この人たちはホテルなどの宿を確保していないようです。その場に野宿する人や、乗ってきた自動車に宿泊している人などの集団のようです。本番前々日から熱いファン達の活動を目撃しました。

パレードをどこで観覧するか問題

パレードは公式にはレイク・ストリート(Lake Street)とチェスナット・ストリート(Chestnut Street)の交差点がスタート地点です。パレードを先導するチアリーダーやブラスバンドもここからスタートします。筆者は過去にコースの中間地点(2014年)、野球殿堂博物館前(2019年)、ダブルデイ・フィールド入口(2024年)と見学場所を変えてきました。2025年の今回は、イチロー氏がパレードに参加します。どこで見るか悩みました。

野球殿堂博物館前はすでに椅子で場所を押さえられています。2019年の経験ではこの場所は日本の朝の通勤電車に匹敵する混みようでした。筆者は最終的に公式のスタート地点よりも上流、レジェンドが宿泊しているホテル前に陣取ることにしました。公式のスタート地点以降のどの場所よりも空いています。開始時間でも最前列は確保できる状態でした。ここでじっくりレジェンド達の晴れ姿を写真に収める方針にしました。

レジェンド達も花を添える

2025年7月26日野球殿堂入りのイベントであるレジェンド・パレードが開催されました。これまでに野球殿堂入りを果たしているメンバーから55名以上のレジェンド達も参加し、今年2025年に殿堂入りしたイチロー氏の輝かしい功績に花を添えます。2025年はイチロー氏が殿堂入りしましたが、それ以前に殿堂入りしこのパレードに参加しているスーパー・スター達はオールド・ファンにとっては垂涎もののメンバーです。

主なメンバーは、ケン・グリフィー・ジュニア氏、ペドロ・マルチネス氏、デレク・ジーター氏、カル・リプケン氏、マリアーノ・リベラ氏の姿も見られました。

本当に至近距離にトラックが走行しますので、手が届きそうな距離で見つめることができます。声がけをするとちゃんと反応してくれます。大勢のファンを交えた盛り上がりは体験できませんでしたが、このポジションも捨てたものではありません。

カル・リプケン

カル・リプケン

デレク・ジーター

マリアーノ・リベラ

ケン・グリフィー・ジュニア

ペドロ・マルチネス

ランディ・ジョンソン

ジョー・トーリ

見学場所はメイン・ストリートが定石です。真っすぐに伸びた道路をレジェンド達がさっそうと通り過ぎていきます。両側の歩道は人でびっしりです。しかし今回はその場所を選ばず、出発地点のホテルのゲート前に陣取りました。ホテル前からチェストナッツ・ストリートに入るまでは、助走区間とも言える場所です。この一帯はファンが多くないので、気軽にレジェンド達に声掛けができる点、写真も撮りやすい点で優れていると思いました。

子供がレジェンド達に「じゃんけんしよう」と声掛けをすると、殆どのレジェンドは応じてくれます。何とも微笑ましい光景です。イチロー氏の登場直前では、英語の「 rock-paper-scissors(ロック・ペーパー・シザーズ) 」を日本語で何と言う?と騒ぎになった時、近くにいた日本人親子が「じゃんけん・ぽん」と教えていました。挙句の果てに日本人の子供に声掛けのリーダーを託していました。

メイン・ストリートとは違うほのぼのとした空間を体験できました。

新メンバーがトリを務める

パレードは野球殿堂に加入した年代順に行進します。2025年の新メンバーは最後尾を務めます。まずはパーカー氏、アレン氏の家族・親族に続き、サバシア氏、イチロー氏、ワグナー氏の3氏がトリを務めます。イチロー氏は妻の弓子さんと2人での参加でした。沿道のファンの声がけにお二人は笑みを浮かべ手を振って応えてくれました。筆者はワグナー氏を乗せた自動車が登場した直後、イチロー氏を乗せた自動車を追いかけました。パレードが進むにつれ沿道のファンの数は多くなり人を避けながらの追跡です。またフェンスから3列程度が埋まった状態でみんな写真を撮っていますので、その後方からの写真撮影はなかなか大変でした。そして沿道のファンからのイチロー・コールは球場で聞いたそれよりも感動的で心に響きました。ここに来て良かった! 心底から思いました。

イチロー氏登場

メイン・ストリート

沿道には多くのファンが詰めかけ、イチロー・コールや思い思いのバナーを通して祝福のメッセージを届けています。イチロー氏も弓子夫人ともども満面の笑みで手を振り声援に応えています。

総評

日本では予想外にアメリカ野球殿堂入りが報じられていないと思いました。報道がされてもその重みが伝わるレベルではなかったと思います。日本から長距離を移動し参加した方々を見かけましたが、その数は決して多くなかったと思います。クーパースタウンは野球発祥の地であり、ベースボールの聖地と言える場所です。一握りのスーパー・スターのみが殿堂入りでき、その功績を後世の方々が知れる地です。もっと注目して欲しかったと思った次第です。

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