オールスター・ゲーム開催地の変更
既報のとおり2021年のMLBオールスター・ゲームの開催地がアトランタ・ブレーブスの本拠地トゥルーイスト・パークからコロラド・ロッキーズのクアーズ・フィールドに変更されました。ジョージア州が制定した新しい投票制限法の成立により、マイノリティーの投票を妨げる可能性があるという批判を受けての判断と言われています。ブレーブスは今年他界したスーパースター ハンク・アーロンが所属したチームでありオールスター期間中に追悼イベントも計画していただけに残念な判断です。
デンバーから生の情報をお届けします(2021年7月10日から13日)
【デンバーより】2021年MLBオールスターゲーム(7月13日火曜日)
【デンバーより】2021年MLBオールスター レッドカーペットショー(7月13日火曜日)
【デンバーより】2021年MLBホームランダービー(7月12日月曜日)
【デンバーより】2021年MLBオールスターウィーク レポート(7月11日日曜日)
【デンバーより】2021年MLBオールスターウィーク レポート(7月10日土曜日)
ホームラン・ダービーの注目選手
では、変更先のクアーズ・フィールドですが標高1マイル(約1,600m)に建てられており、空気が薄いためボールが飛ぶ球場、打者天国の球場として有名です。この球場でオールスター・ゲームが開催されるため、前日に行われるホームラン・ダービーも注目されています。そしてMLB.comのライター8人が注目すべき選手を選出しています。
ジャンカルロ・スタントン (ニューヨーク・ヤンキース)
2016年にクアーズ・フィールドで歴代2位の504フィート(約154m)のホームランを打っています。
ジョーイ・ギャロ (テキサス・レンジャース)
ホームランの平均飛距離と打球の初速スピードがトップ3以内(※2015年にMLBでスタッドキャストが導入された以降で)
大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)
投手でホームラン・ダービーに参加する最初のプレイヤーになるか !?
アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)
495フィート(約150m)以上のホームランを2回記録している唯一の選手
ウラジミール・ゲレーロ・ジュニア(トロント・ブルージェイズ)
2019年のホームラン・ダービーで合計91本のホームランを打った選手
ピート・アロンソ(ニューヨーク・メッツ)
ホームラン・ダービーのディフェンディング・チャンピオン
マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)
現役最高のバッターの1人ですが、ホームラン・ダービーには一度も参加していません。
フアン・ソト(ワシントン・ナショナルズ)
2020年のスィングあたりのハード・ヒット率が4位(21.8%)を記録した選手。
*「ハード・ヒット率」は、95mph以上でヒットした打球の割合です。こちらのサイトも参考にして下さい。
ここでも大谷翔平選手は注目されています。
寸評ではピッチャーで初めてホームラン・ダービーに参加する選手として注目されていますが、2018年にクアーズ・フィールドで打撃練習中に最上段席に打ち込んだ実績があります。
出場を表明した選手
それでは、2021年7月3日(日本時間)時点でホームラン・ダービーに出場を票表明している選手をご紹介します。注目の大谷翔平選手は出場を表明しています。7月8日(日本時間)ホームラン・ダービーに出場する8選手が決定しました。
大谷翔平
チーム ロサンゼルス・エンゼルス
ポジション:投手
生年月日:1994年7月5日
2012年のドラフト1位で北海道日本ハムファイターズから指名され、その後、2018年よりポスティングでMLBへ。
2018年は投打による活躍により新人王を獲得。投手として史上初のホームランダービーに出場することになりました。
Yes, it's batting practice, but come on. Shohei Ohtani was sending balls into the UPPER DECKS! 😲#Shotime | @Angels pic.twitter.com/HPJCmlZqDR
— Bally Sports West (@BallySportWest) May 9, 2018
ピート・アロンソ
チーム ニューヨーク・メッツ
ポジション:1塁手
生年月日:1994年12月7日
2016年のMLBドラフト2巡目(全体64位)でニューヨーク・メッツから指名され、2019年の開幕戦からメジャーデビュー。
2019年のホームランダービー王者(2020年は中止のため、今年優勝すれば2連覇)。
2019年は新人ながらホームラン王のタイトルを獲得。新人王にも輝いた。
トレーバー・ストーリー
チーム コロラド・ロッキーズ
ポジション:遊撃手
生年月日:1992年11月15日
2011年のMLBドラフトで全体45位コロラド・ロッキーズから指名され、2016年の開幕戦からメジャーデビュー。開幕戦で2本塁打を放ち、その後、4試合連続本塁打という史上初の快挙を達成したロッキーズの遊撃手。
トレイ・マンシーニ
チーム ボルチモア・オリオールズ
ポジション:外野手
生年月日:1992年3月18日
2013年のMLBドラフトでボルチモア・オリオールズから8位に指名されました。2016年にメジャーデビュー。毎年コンスタントに打率を残し、ホームランを打つ中距離バッター。2020年にはステージ3の結腸癌と診断されシーズンを全休するも2021年に復活オリオールズでは中軸を担っています。
サルバドール・ペレス
チーム カンザスシティ・ロイヤルズ
ポジション:捕手
生年月日:1990年5月10日
ベネズエラ出身の強打の捕手。ドラフト外でロイヤルズに入団し2011年にメジャーデビュー。レギュラー・シーズンで30本塁打をクリアした事は無いが、2021年は7月3日時点で19本塁打を放っている。ロイヤルズが2015年にワールド・チャンピオンになった際には主軸として活躍し、ワールドシリーズのMVPを獲得している。
マット・オルソン
チーム アスレチックス
ポジション:一塁手
生年月日:1994年3月29日
アスレチックスで主に3番を任される強打者。2019年にキャリア・ハイの36ホームランを記録した。今シーズンは既に20ホームランを放ち、2019年のペースを上回っている。
フアン・ソト
チーム ワシントン・ナショナルズ
ポジション:外野手
生年月日:1998年10月25日
2019年にワールド・チャンピオンに輝いたナショナルズで主軸を任された若きスター。その年にキャリア・ハイの34ホームランを記録している。翌2020年もレギュラー・シーズンは短縮されたものの47試合出場で打率351、ホームラン13本、OPS1.185と2019年の成績を超える成績であった。
ジョーイ・ギャロ
チーム テキサス・レンジャース
ポジション:外野手
生年月日:1993年11月19日
ホームラン・バッターではあり三振王でもあるギャロ。2017年、2018年と2年連続で40ホームラン以上を記録するも三振数も196、207であった。2021年前半コンパクトなスイングで三振数を減らそうとしていたようだが、シーズン途中で以前のスタイルに戻したようである。今シーズンも81試合に出場し21ホームランを記録している。
Joey Gallo’s instagram announcement for the HR Derby pic.twitter.com/Zb7VK325ui
— kennedi landry (@kennlandry) July 7, 2021
テレビ放送の予定
2021年のホームランダービーは、NHK、J SPORTS(ジェイ・スポーツ)で生放送が予定されています。
MLBオールスターゲームは、まだ未定(7月1日現在)です。今後の更新は、NHK、J SPORTS(ジェイ・スポーツ)内の放送スケジュールをご確認ください。
フューチャーズゲーム(生放送) J SPORTS
J SPORTS 日本時間での放送時間 7月12日(月) 午前3時50分から午前8時
ホームランダービー(生放送) NHK / J SPORTS
J SPORTS 日本時間での放送時間 7月13日(火) 午前8時45分から午後12時15分
NHK 日本時間での放送時間 7月13日(火) 午前9時5分から午前11時30分
オールスターゲーム関連情報
MLBオールスターが開催されるスタジアムを知ろう!
2021年のオールスターの開催地は、コロラド州デンバーにあるクアーズフィールドになります。クアーズフィールドの情報をご案内いたします。
大谷翔平選手の打撃練習時のホームランボール着弾座席
クアーズフィールドの名所(!?)と言えば、インターリーグのエンゼルス対ロッキーズ戦の試合前に大谷選手が打撃練習で放った特大ホームランの着弾座席です。
MLBオールスターゲームの基礎知識
MLBオールスターゲームついて基本的な情報になります。MLBのオールスターゲームはオールスターウィークと呼ばれ、オールスターゲームが開催される前の週末からファンイベントが開催されるなど、街はMLB一色になります。
そのようなオールスターゲームの楽しみ方をご紹介しております。
ファン投票の方法
MLBオールスターゲームの打者の出場はファン投票により決まります(投手は監督推薦)。ファン投票はオンラインで気軽にできますので、ぜひトライしてみてください。
大谷君がホームランダービーに出るのは大変見たいシーンですが、これに出るとかなり疲労が蓄積してレギュラーシーズンのバッティングに影響する可能性が有るなら出場は辞退して欲しいです。日頃のバッティング練習での飛距離を見るとホームランダービーに出なくとも素晴らしいシーンが毎日見れるなら今年は辞退して来年再来年の出場を期待したいと思います。
いやいや、本人も打撃練習のつもりでやると言ってるし、何より本人が望む出場です。 誰よりも遠くに飛ばすショウヘイを応援しようじゃありませんか!!!
イッツ ショウタイム‼︎