2021シーズン ドジャースタジアム観戦リポート( 5/12/2021 SEA@LAD)

コロナパンデミックから1年たち、今シーズンからMLBは観客を入れて試合を開催しております。
ですが、まだ日本からアメリカへの渡米というのはハードルが高くなります
2021年5月現在のアメリカへの入国事情はアメリカ国務省は、米国疾病管理予防センター(CDC)のコロナ安全規制に基づき、米国入国の際に、到着の72時間前以内のPCR検査陰性証明の提出を義務付けております。入国後は、州によって対応が様々で自己検疫期間、数日後にPCR検査を義務付けている州や、陰性証明があれば自己検疫は免除する州などもあります。また現在は日本へご帰国される際に、日本国が入国する際に義務付けている規制はアメリカより非常に厳しいので、今現在の渡航はほとんどの方々にとって難しい状況の様です
 
その様な中ではありますが、アメリカはワクチン接種が進んでおり感染者数も減っているため社会全体が再開モードで進んでいる州が多くあります。その中でもカリフォルニア州のロサンゼルス郡は、感染者が激減し6月中旬からは100%再開する方向で進んでおります。
 
ここでは、アメリカから2021年のMLBのLAドジャースの観戦情報についてレポートをしてもらっておりますので、アメリカのイベントがコロナ禍の状況の中でどのような形で開催されているか、ご参考にしていただければと思います。

イベントの詳細

イベント名:ロサンゼルス・ドジャース対シアトル・マリナーズ
開催日:2021年5月12日(水)7:10 P.M.
スタジアム:ドジャースタジアム
 
昨年、32年ぶりにワールドシリーズを制して優勝を果たしたロサンゼルス・ドジャースは、現在15000人(2021年5月12日 15,586人)の観客を動員していますが、コロナ禍でどのよう状況で試合が行われているのかを調べに行ってみました。なんと!元エンゼルスのアルバート・プホルズ選手と元レイズの筒香選手がドジャースに加入するというニュースも飛び込んできましたね。

コロナ禍の入場ルール

 
ドジャースがセーフティープロトコルとして来場者に求める条件は以下の様になります。
 
駐車券はオンラインで事前購入のみ
マスク着用(バンダナ、通気口のついたマスク等不可)
バッグ、バックパックの持ち込み禁止
ソーシャルディスタンス
全ての支払いは現金不可
モバイルチケットのみ
試合前後のテイルゲート禁止
チケット窓口は利用不可

チケットについて


当然のことながら、すべてコンタクトレスの為にチケットはモバイルチケットのみです
チームの公式サイトから買っている場合はMLB Ballpark アプリもしくはiphone等のWalletに入れたチケットをスキャナーにかざします。現在アメリカのプロスポーツチームは「動くタイプのバーコード」が主流となっています。
スタブハブ等の公式転売サイトので購入されたチケットの場合は、まだQRコードのPDFのチケットの様です。この場合はスクショでも可能ですが、万が一のトラブルを避ける為にも正式に受け取っているチケットファイルを開いてをスキャナーに通すことをお薦めします。また現在はチケットブースは閉められていますので、当日券等を球場の窓口で買うことはできません。

後述しますが、現在LAドジャースのチケットは1枚のみもしくは、2枚、4枚、6枚組など複数組で売られております。また4枚買って1枚だけリセールで売るという事は出来ません。これは、座席が2人、4人、6人並び(席を空けずに並んでいる)でならんでいますが、州からの規制として、コロナ感染を防ぐ為に家族、親族のみ、もしくはお互いに了承し合ったグループでの観戦という事になっているので、4人のうち1人だけ他人という事は出来ないからです。

ドジャースタジアムの駐車場

球団のサイトに載っているように、コロナ禍は駐車場の開場が試合開始の90分前、球場の開場が60分前ですが、この日はその通りの時間で駐車場を開けました。(通常は駐車場が2時間30分前、球場が2時間前に開場)駐車場代は一般$20(通常$25)とプリファードが$40(通常$50、若干球場に近く、出やすい場所に駐車できる)で、オンラインでの事前購入が必要ということでしたので購入しましたが、中にはその場で支払っている人もいました。今後も余計なコンタクトはしたくない方や、早く通り抜けたい方は事前購入されるのも良いかもしれません。

球団のサイトからオンラインで購入した駐車場のチケットは、「動くタイプのバーコード」でiphone walletに入れると写真の様に表示され、通常入場チケットの場合はゲートでリーダーの上にかざせばOKですが、ドジャーズの駐車場が持っているスキャナーは赤いレーザータイプのバーコードリーダーでしたのでIphone画面上の3つのドットを押し、次の画面の下にあるバーコードをスキャンされました。相手によって予想外の事が起こるのは「アメリカ観戦あるある」の一つなので、現地で揉めない為にも前もって使い方などを把握しておくと良いでしょう。私はiphone Walletに入れたチケットとMLB Ballpark アプリ上の「動くバーコード」と両方をすぐに出せる様に用意をしていました。

スタジアムのゲートオープン前の様子

2019年シーズン終了時から2020年オールスターに合わせて外野スタンドとセンターフィールドの敷地内が大改装され、センターフィールドゲートが新設されました。外野の入口はライトとレフトを合わせて3つになりました。入口から数人分は6フィート(約183cm)の距離を取るように地面にスティッカーが貼られているので、皆自然と距離を保っているようでしたが、それ以外は列の並び方等には特別なコロナ規制は無く、バッグを持っている人の列なども分けられていませんでした。

持ち込み物について(バッグなど)

ドジャーズのサイトではバッグ、バックパック、ビーチバッグ等の持ち込みは不可で、30cmX30cmX15cm以下の透明なバッグ、ジップロックのみ持ち込み可能とされており、この日もそのルールは厳しく取り締まられていました。乳幼児が一緒であればオムツバックは持ち込みは可能ですが、最小限にまとめることをお薦めいたします。またドジャースはセンターフィールドゲートの近くに、トラックの荷台を使った「有料ロッカー」として$10で預けることが出来るサービスを始めました。殆どのファンは自家用車で来ているので車に戻ることも可能ですがウーバーやユニオンステーションからのドジャーズシャトルを利用するファンも増えているため、このようなサービスを始めたとのことです。また外からの食べ物、”開けていない”ボトルウォーター等(プラスティックボトル、1リットルまで)の持ち込みは透明なバッグに収納できる範囲であれば可能です。

入場について

チケットスキャン、金属探知機

チケットは金属探知機に通る手前で、デバイスのくぼみに携帯を自分で入れてスキャンをします。バーコード、QRコードのチケットでもOKです。その後、上着、透明バックがある場合はテーブルに置き、別に検査を受けて本人は携帯を持ったまま金属探知機を通ります。

新設「ブルーヘブン・オン・アース センターフィールド」

昨年2020年のMLBオールスターゲームの会場となっていたドジャースタジアムですが、コロナパンデミックの為にオールスターゲームは来年2022年に延期になりました。オールスターゲームに合わせて外野スタンド内外の大改装を行い、今シーズンからファンに初のお披露目されました。またこの改装で今まであったライト&レフトフィールドのゲートにプラスして、”センターフィールドゲート”が新設され、外野全体の敷地内も一瞬「テーマパーク」もしくは「ショッピングモール」にでも来たかの様な雰囲気を感じる場所に生まれ変わりました。

球場内コンコース

ドジャースタジアムの階層はフィールド、ロッジ、スイート、リザーブ、トップデッキに分かれておりますが、球場内のコンコースの柱には所々に手をかざすと噴射される消毒用ハンドサニタイザーが設置されており、ゲートには足で踏むと上からアルコールが出るタイプのものなどがあり、またマスク着用やソーシャルディスタンスを促すのサインが非常に分かりやすく、目立つように壁や地面に貼られていました。オレンジ郡のLAエンゼルスと比べるとかなり徹底されている感を受けました。場内一方通行などの規制も特になく、コンコースは通常の試合と変わりはなく自由に行き来が出来ました。一部スイート階からの上下階への移動の際にはエレベーターに乗る必要がありますが、エレベーター内もスタッフによって人数管理されていました。

コンセッションスタンド(売店)

コンセッションスタンドは、エンゼルス同様に全てのお店を開けてはいませんでしたが、距離を開けて並んで普通に買う事ができました。当然、キャッシュは使うことが出来ないので支払いは全てクレジットカード、デビットカードです。ちなみに現金しか持っていない人のために、現金をチャージした分しか使えないプリペイドカードをその場でつくる機械も球場内にたくさんありました。ひとつ真新しい店舗としては、センターフィールドのフードコートにNYから来たハンバーガーで有名なシェイクシャック(Shake Shack)が入りました。また座席を練り歩く”売り子”さんも現時点では居なかったので、食べ物は全てコンセッションスタンドまで行かなければいけませんでした。

トイレ

トイレは入口と出口を見やすいサインできっちりと分けられ、男性用の小便器も洗面台も1から2つ飛ばしで使用するようになっており、随時スタッフによって清掃、消毒されていました。

チームストア

ドジャースタジアムは非常に大きな球場ですので、いたるところにチームストアがあります。試合の無い日も開いている最上階トップデッキのチームストアが一番大きな店舗であるように思われていましたが、ほぼ同じ規模の店がレフトフィールド、ライトフィールド、リザーブレベル、少し小さめがロッジレベルにあります。またナイキ専門のドジャースグッズが買える店はロッジレベル(レフト側)、ニューエラのお店もあります。この日は特に規制はありませんでしたが、混んでいる時はソーシャルディスタンスで並び人数制限があります

バッティングプラクティス(打撃練習)

現在のドジャーズスタジアムの開場は、試合開始の60分前ということで、ビジターの打撃練習を15分位しか見ることが出来ません。
通常は2時間前の開場なので、ビジターのBPを最初から最後までほぼ見ることができます。
外野のポール際のセクションや外野席はHRボールを取りたいファンが集まっていましたので、球場側からの規制もありませんでした。

ブルペン

ドジャースタジアムのブルペンはレフトとライトのポール際、外野席と内野席の境目にあり、通常、近くまで行くとスタンドの上から見下ろすような感じで投球練習を見ることが出来ます。
現在は投手の頭上にある座席は閉められており、サイドのスタンドには投手や選手の名前を呼ぶファンからの飛沫を防ぐために、しっかりとアクリル板が貼られていました。(2019シーズンまではアクリル板はありませんでした)

座席

座席は、ソーシャルディスタンスで座ってはいけない座席はタイラップ(Ty-Rap)で縛られていました。1,2,4,6席が間隔を開けずに並んで座れるようになっており、並び方は各セクションの列数と椅子数によって異なります。

またワクチン接種を終えたファン用のセクションも作られましたが、そのセクションは全席解放され、間隔を開けずに座ることが出来ますが、さすがにまだマスクはしなければいけません。

(座席例)
OOOOXXXXXX
XXXXXXOOOO
OOOOXXXXXX
または
XXOOOOXXXXXXXOOOOXX
XXXXXXXXXOOXXXXXXXXX
XXOOOOXXXXXXXOOOOXX
他多数のバリエーション

球場内

MLBの中でもドジャースはさすがに歴史のある球団で、選手への給料やビジネス売上、価値もNYヤンキースと1位、2位を争うだけのことはあり、昨年の優勝、オールスターゲーム開催(2020年の開催予定が2022年に延期)また昨年は無観客という事での準備する時間があったことなどを含めてか、センターフィールドの大改装を始め、球場全体がとても素晴らしくアップグレードされた感がありました。またファンサービスブースも増え、スタッフの数もメチャ多いので何か聞きたいことがあればすぐに聞くことが出来る感じでした。

全体の感想

ドジャースはロサンゼルス”郡”に属しますが、年末から今年の初めに掛けてロサンゼルス郡はコロナ感染者数が一日に約2万人近くにまでなり、今の様な状況が訪れることは想像しがたいものがありました。

もちろん、優勝、大改装、オールスターゲーム、ハイバジェットチームである事も助けているかもしれませんが、それを思う時、ドジャースはLA郡のチームとして試合を行うためにCDC米国疾病管理予防センターのコロナ安全基準に基づき、しっかりと対策を練り、準備をしてきたのかと思うほどに消毒サニタイザーや目立ってわかりやすい看板の数、アクリル板の設置、トイレ、スタッフの数など安全、衛生管理が徹底されていたように思いました。

また昨年の優勝、大改装、オールスターをチャンスにドジャースとドジャースタジアムは新たにリブランディングされたような感じを強く受け、駐車場、シャトルバスや交通案内、サービス等、来場するファンが分かりやすいように改良されているように思いました。来年2022年MLBオールスターゲームはドジャースタジアムにて行われる予定ですが、ドジャースタジアムは「準備は出来ている」といったところでしょうか。



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