2021年4月 ロサンゼルス・エンゼルス観戦レポート(アナハイムより)

2021シーズンからMLBは観客を入れて試合を開催し始めました。
まだフルで観客を入れるチームは少ないものの、各州の規定などに沿って、ファンの入場の制限をじょじょに解除していく方向のようです。
ただ、まだ日本からアメリカへの渡米というのはハードルが高くなります。

2021年4月の段階では、まだ日本から観戦にアメリカに行くというのは難しい状況になっております。
ここでは、アメリカから2021年のMLBの観戦情報についてレポートをしてもらっておりますので、アメリカのイベントがコロナ禍の状況の中でどのような形で開催されているか、ご参考にしていただければと思います。

開幕から約1万5000人の観客を動員(収容人数45,050人)しているロサンゼルス・エンゼルスの試合がコロナ禍でどのような規制等があるのかを、エンゼルスタジアムへ調べに行ってみました。この日は大谷翔平ボブルヘッドが配られる日だった為、観客も多いので現在の球場の状況を知るためにも良いのではないかと思いました。

観戦日:2021年4月16日(金)
対戦カード:ロサンゼルス・エンゼルス対ミネソタ・ツインズ
球場:エンゼルスタジアム

コロナ禍での入場ルール

エンゼルスが、2021年4月現在で定める安全のための入場のルール(セーフティープロトコル)として来場者に求める条件は以下の様になります。

(1)マスク着用
(2)バッグ、バックパックの持ち込み禁止
(3)ソーシャルディスタンス
(4)球場内での現金の使用不可(キャッシュレス決済)
(5)モバイルチケットのみ
(6)試合前後のテイルゲート(駐車場周辺でのBBQ)の禁止
(7)チケット窓口は利用不可

チケット

ファンと、球場のスタッフとの接触を極力なくすために、チケットは、モバイルチケットのみになります。
MLBから買っている場合はMLB Ballpark アプリ、スタブハブ等の場合はアカウントからPDFを開いたもので入場可です。

現在は、チケットブースは閉められていますので、当日券等を球場の窓口で買うことはできません。

後述しますが、エンゼルスは、現在チケットは2枚、4枚、6枚組など複数組で売られており、1枚では買えません。また4枚買って一枚だけリセールで売るという事も出来ません。これは、座席が2人、4人、6人並び(席を空けずに並んでいる)でならんでいますが、州からの規制として、コロナ感染を防ぐ為に家族のみ、もしくはお互いに了承し合ったグループでの観戦という事になっているので、4人のうち1人だけ他人という事は出来ないからです。

(あくまでも2021年4月現在のロサンゼルス・エンゼルスのチケットについてになり、他のチームの場合は、販売方法が異なります。MLBすべてがこのようになっているわけではありません)

パーキング

球団のサイトでは、駐車場の開場は試合開始の2時間30分前になっていましたが、この日は2時間前のオープン。
駐車場のスタッフに聞きましたが、彼らは言われるがままに定かではないようです(苦笑)。駐車場代は、球場の入口から少し離れたエリアが10ドルと、若干球場に近い場所に駐車できるプリファードパーキングが20ドルで、クレジットカードでの支払いになります。

球場の開場前

エンゼルスタジアムには6つのゲートがあります。
通常(コロナ前)はホームプレートゲート(巨大ヘルメットがあるメイン入口)は試合開始の2時間前で、その他のゲートは1時間30分前の開場ですが、現在のコロナ禍では、全てのゲートが1時間30分前になっています。

特に人気のプローモーションデー(大谷選手関連のグッズが配られる日など)は、コロナの前だった2019シーズンまでは、開場前にはホームプレートゲートの前には長蛇の列ができていました。
コロナ禍である2021年、ソーシャルディスタンスなどもあり、どのぐらいの列になるか注目していましたが、コロナ禍である現在も、2019年までと変わりなく長い列ができ、並び方にソーシャルディスタンスの強制的な規制は無い状態でした。
これに関しては、2019年までと変わらぬ光景という意味で「通常通り」に並んでいました。

それぞれの金属探知機の前に6列あり、一番右側の列はバッグを持っている人の列です。バッグを持っている人の列は異常に長く、開場後に他の列がある程度すいた時点で他の列に割り振られていました。

バッグの持ち込みについて

アメリカのプロスポーツやコンサートでは、バッグの場内への持ち込みに厳しい制限があり、バックパックやスポーツバックは基本的に持ち込むことはできません。コロナ禍に合わせてエンゼルスは下記の写真のような持ち込める物の基準を出しました。


今後アメリカでプロスポーツを観戦される際は、これを基準にされた方が良いでしょう。
(11.5cm x 16.5cm 以下のバッグ類、ジップロック、透明のバックなど32cm x 16.5cm x 32cm 以下)基本的には原則としてバッグ類は持ち込まないように思っていた方が良いと思います。

車で来ていれば置きに戻ることも可能ですが、旅行中でウーバーやタクシー等で来ている場合は、コインロッカーも無いので困ることになります。小さなお子様連れの方もどうしても色々とお子様の荷物を持っていきたくなりますが、持ち物は最小限にまとめて、下記のバッグ規則を守ることをお薦めいたします。

バッグチェック

バック等を持たない方は、携帯電話等は台に置き、そのまま金属探知機を通ります。バッグのある方はバッグの中を検査され、金属探知機を通ります。基本的に持ち込めるバッグ類は透明な物を指定されているので、さっと確認が出来れば、すんなりと通ることが出来ました。

球場内コンコース

この球場は200番台のコンコースが球場内を一周する事が出来ます。2019年シーズンぶりの来場でしたが、特に新しいフィーチャー的なものはありませんでした。
外野のセンターのコンコースにあるクアーズ(ビール)のテラス、ライトスタンドの上にあるバドワイザーテラスは普段はビアガーデンの様になりますが、さすがに両方とも閉まっていました。

また、球場内のコンコースには、所々に消毒用アルコール、マスク着用やソーシャルディスタンスのサインが設置されています。

場内一方通行などの規制も特になく、コンコースは通常の試合と変わりはなく自由に行き来が出来ました。

トイレ

男性用トイレの場合は、隣で並んでできないように一個飛ばしでの使用になります。現在は、入場制限があり、入場できるファンも多くありませんので、それほどストレスにはなりませんでした。

売店(コンセッションスタンド)

MLBや球団ウェブの事前情報では、コンセッションスタンド等はすべてコンタクトレス(接触なし)で、飲食物はアプリを使ってオーダーをして席まで持ってきてもらう、もしくはオーダーを入れて、自分でコンセッションスタンドに取りに行く等々書かれていましたがエンゼルスタジアムに関しては、特にそのような形を取らなくても直接コンセッションスタンドに並んで買うことができます。

もちろん、「アプリでオーダー」的なサインも沢山出ていますが、実際は本人の選択に任されているようです。

現時点では、すべてのコンセッションスタンドが開いているわけではなく、基本的にはいわゆる一般的なボールパークフードを扱うコンセッションスタンドが開いている感じです。
並ぶ際には、足元にソーシャルディスタンスのサインと支払う際はクレジットカードのみで、端末に触れるだけの形式になっていました。

チームストア

1階と2階にあるチームストアの入口にはスタッフがいて店内が混みすぎないように、入場の規制をかけていました。

そのため、ストア内は、それほど混みを感じずに買い物ができます。

また店内には消毒液と無料マスクのステーションがありました。

打撃練習

通常のナイターの場合は、2時間前の開場時にはちょうどビジターのバッティング練習(BP)が始まるところですが、現在は1時間30分前の開場という事で、球場に入った時点ではビジターのBPは終盤でした。通常時もエンゼルススタジアムの内野席はセクションごとで厳しく管理され、そのセクションのチケットを持っていないと入れないセクションがありましたが、その制度はこのコロナ禍でも変わりなく続けられていました。ですが、外野のポール際近くのセクション、外野席は今まで通りにBPの間も自由に行き来することができ、HRボールを取りたいファンに対しても特に規制はありませんでしたし、選手も今まで通りにファンにボールを投げ入れるなどいつもと同じ光景でした。

座席について

各セクションにいる案内スタッフは「マスクを着用しましょう」という札を持って来場者に見せていますが、座席に座っている限りは特にチェックはしていません。
前述の通りコロナ禍では、チケットが2、4、6枚売りになっています。座席も2、4、6席(列の座席数によっては席もあった)が間隔を空けずに並んでいます。座れない座席にはタイラップで結ばれており、座れないようになっています。試合中に配列をチェックしてみましたが、セクションと列の座席数によって変えているようです。

<例>
XXOOOOXXXXXXXOOOOXX
XXXXXXXXXOOXXXXXXXXX
XXOOOOXXXXXXXOOOOXX
の様な座席もあれば、
OOOOXXXXXXXXXXXXXOOOO
XXXXXXXXXOOOOXXXXXXXX
OOOOXXXXXXXXXXXXXOOOO
様な並びのセクションもあります。

全体についての感想

またコロナ感染の状況が変わるかもしれないという事や、来場者は約15,000人ということで、コンセッションスタンドも限られた数しか開いていなかったり、パーキングや入場時のスタッフの数も少なかったりと、観客動員に関しては、当然の如くまだ試験的にオープンしているような感を受けました。また、座席配置以外は行動が制限されたりすることは特にはありませんでしたので、正直、セーフティープロトコルに関しては少し拍子抜けしました。
ですが、2019シーズン以来、久々に球場へ行って白熱した試合を生で観ることができることは本当に「楽しい」ことであり、「平和」であることの有難さをつくづく実感いたしました。



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