もともとのデッドラインであった2月28日に16時間を超える交渉の末、結論を3月1日午後5時(東時間)に延長したMLBの労使交渉は、MLB側、選手会側と話をまとめることができず、話し合いは決裂に終わりました。
この時点で、レギュラーシーズンの3月31日から4月6日までの試合のキャンセルが発表されました。
レギュラーシーズンの前にフロリダ、アリゾナに分かれて行われるスプリングトレーニングは、開幕前の選手の調整の場になります。
MLBは、レギュラーシーズンの開幕の前に4週間のトレーニング期間を設けるとしており、3月のスプリングトレーニングのオープン戦はまだ開催される可能性があります。
通常時の選手のキャンプインは、2月中旬となり、その後、オープン戦を開催するという流れになり、2022年のスプリングトレーニングのオープン戦は、2月26日から開催される予定でした。
しかし労使交渉がまとまらず、現時点では3月11日のオープン戦までが中止となる発表がされています。
今後も中止の拡大の可能性もありますが、一応、注意しておきたいのが、もともとの予定では、3月31日の前のオープン戦は、いくつかのチームは本拠地で開催する予定になっていたことです。
例えば、エンゼルスであれば3月27日からはアリゾナではなく、アナハイムに戻りエンゼルスタジアムでのオープン戦となる予定でしたが、開幕が延期されたことで、この本拠地でのオープン戦の開催が未定になりそうです。