昨日（アメリカ時間2022年10月1日）にエンゼルスは、大谷翔平選手と1年契約を締結しました。その年俸は3,000万ドルと報じられています。9月16日にMLB選手の年俸について記事を書きましたので、このデータを参考に記事を書きます。
複数年契約、総年俸ですと比較が難しいですので、複数年契約の選手も2022年に得ている年俸を参考に比較してみます。なおボーナス、インセンティブは除外します。
2022年の年俸ランキング
MLB選手
1. マックス・シャーザー(NYM) $43,333,333.- (WAR:28位)
2. マイク・トラウト(LAA) $37,166,666.- (WAR:17位)
3. アンソニー・レンドーン(LAA) $36,571,429.-
4. ゲリット・コール(NYY) $36,000,000.-
5. ジェイコブ・デグロム(NYM) $35,500,000.-
6. トレーバー・バウワー(LAD) $35,333,333.-
7. カルロス・コレア(MIN) $35,100,000.- (WAR:32位)
8. ノーラン・アレナド(STL) $35,000,000.- (WAR:4位)
9. ステファン・ストラスバーグ(WAS) $35,000,000.-
10. フランシスコ・リンドー(NYM) $34,100,000.- (WAR:18位)
11. コーリー・シーガー(TEX) $33,000,000.-
12. ミゲール・カブレラ(DET) $32,000,000.-
13. マニー・マチャード(SD) $32,000,000.- (WAR:7位)
14. デヴィッド・プライス(LAD) $32,000,000.-
15. クリス・セール(BOS) $30,000,000.-
(15-16. 大谷翔平 $30,000,000.-）
16. ジョージ・スプリンガー(TOR) $29,666,666.-
17. ホセ・アルチューベ(HOU) $29,000,000.- (WAR:39位)
18. ジャンカルロ・スタントン(NYY) $29,000,000.-
19. ジャスティン・アップトン(LAA) $28,000,000.-
20. ブライス・ハーパー(PHI) $27,538,461.-
データ参照 https://www.baseball-reference.com/leaders/leaders_salaries.shtml
2022年の年俸と比較しますと大谷翔平選手の$30,000,000.-は15位～16位に入ります。日本円に換算しますと42憶円（$1=￥140の場合）です。2022年 は$5,500,000ですので2023年の年俸は飛躍的にアップします。ちなみにアーロン・ジャッジ選手の2022年の年俸は$19,000,000.-ですが、2022年の成績とFA権を得ることから2023年の年俸は跳ね上がると予想します。
コスト・パフォーマンス
ちなみに青字はWARランキングでトップ50に入っている選手です。高年俸を得ているのですから、年棒に見合う働きをしているとここでは評価しましょう。反面残念な結果の選手も目につきます。前年に素晴らしい成績を残し、FA権を取得し高年俸で契約するも、ケガ、スランプ、トラブルなどで投資に見合わない残念なケースもあります。マネー・ボールが注目されたオークランド・アスレチックスのようにコスト・パフォーマンス（対投資効果）の良い選手を獲得し、チームを作る手腕が経営陣に問われます。
データ参照： https://www.espn.com/mlb/war/leaders
日本人選手（歴代）
大谷翔平選手の2023年の年俸は、日本人選手のMLBでの歴代年俸でも1位に位置付けられます。複数年契約の選手は単年の年俸で比較してみます。なおボーナス、インセンティブは除外します。年々MLBのサラリーは高騰していますし、貨幣価値も異なりますので単純比較はできませんが、額面のみで順位をつけています。
（※ 大谷翔平 $30,000,000.-）
1. ダルビッシュ・有 (2018年・パドレス） $25,000,000.-
2. 田中将大 (2014年～2019年・ヤンキース） $22,000,000.-
3. イチロー（2008年～2012年・マリナーズ) $17,000,000.-
（※2012年はマリナーズとヤンキースの支払い合計金額）
4. 菊池雄星（2022年・ブルージェイズ） $16,000,000.-
4. 黒田博樹（2014年・ヤンキース) $16,000,000.-
6. 岩隈久志（2017年・マリナーズ) $14,000,000.-
7. 松井秀喜 (2006年～2009年・ヤンキース） $13,000,000.-
7. 福留孝介 (2010年・カブス） $13,000,000.-
9. 松坂大輔 (2011年～2012年・レッドソックス） $10,000,000.-
10. 上原浩治 (2015年～2016年・レッドソックス） $9,000,000.-
名前をクリックすると年毎のサラリーが確認できます。
