MLB.comの記事はさまざまな視点から興味深い記事を提供してくれます。今回の記事では「これは大谷翔平の試合」と言えるトップ・ゲームのいくつかをご紹介します。
大谷翔平選手は、二度と見ることのできない瞬間を私たちに提供してくれています。 すべての試合の素晴らしさを正確に定量化する、ランク付けする方法はないかもしれませんが、以下は記者の目線から選び出した試合です。
もちろん大谷選手はまだ現役るでしょう。ですから2023年6月27日(アメリカ時間)時点の試合に限定します。
ベスト・ゲーム・トップ10
2023年6月27日 シカゴ・ホワイトソックス戦
大谷選手は二刀流で出場。投手として出場した試合で初めて2本のホームランを放ち、6回1/3を投げて10奪三振、7勝目を上げました。1900年以降、1試合で2ホームランを放ち10三振を奪った6人目の選手になりました。
2023年6月15日 テキサス・レンジャース戦
エンゼルスは地区首位を争うレンジャーズとの重要な4ゲームを戦い、大谷選手は4試合中3試合で合計4本のホームランを放ち、うち1試合は投手として勝利を上げました。
2023年3月21日 チームUSA戦(WBC)
歴代のWBCでこれ以上の結末は考えられません。 1点差の試合で9回裏2死、大谷選手はエンゼルスのチームメイト、マイク・トラウト選手をフルカウントまで追い込んだ後、三振に打ち取ってチーム・ジャパンの優勝を決めました。 WBC通算成績は4本の二塁打、1本のホームラン、10四球、打率.435、OPS 1.345を記録、 MVPに選ばれました。
2022年9月29日 オークランド・アスレチックス戦
ヤンキースのスラッガー、アーロン・ジャッジ選手とアメリカン・リーグMVPを争うさなか、大谷選手はキャリア初のノーヒッター達成まであと4アウトまで迫りました。8回を10奪三振の無失点15勝目を挙げました。
2022年6月22日 カンザスシティ・ロイヤルズ戦
大谷選手は8回無失点、キャリア・ハイとなる13奪三振を記録しました。前日の試合では9回裏の同点3ランを含む2ホームランを放ち8打点のこちらもキャリア・ハイを更新していました。 当然のことながら1試合で8打点以上を記録し、翌日には10奪三振以上を記録した初の選手です。
2022年6月9日 ボストン・レッドソックス戦
エンゼルスは泥沼の14連敗を喫していましたが、おそらくこの時点で大谷選手以外で連敗を止められる選手はいなかったかもしれません。 勝ち越しの2ランホームランを放ち連敗をストップしました。
2022年5月5日 ボストン・レッドソックス戦
ベーブ・ルースがプレーしたフェンウェイ・パークで大谷選手が初めてプレーした試合です。現代の二刀流は7回無失点で打者としての2安打を放ちました。1919年9月20日にルース以来、フェンウェイ・パークの試合で1番から4番(大谷選手の打順は3番)を打つ先発投手となりました。
2021年8月18日 デトロイト・タイガース戦
2021年のMVP争い中の大谷選手は、タイガースとの試合で7回1失点で切り抜けました。 先発投手以上に、打者大谷は右翼席へ430フィートの40本目のホームランを放ちました。
2021年7月13日 ナショナル・リーグ戦(オールスター・ゲーム)
2021年に初めてオールスターに出場した大谷選手が歴史を刻むのは当然のことでした。 ホームランダービーに出場した翌日、DHとして1回表に打席に立ち、1回裏にはアメリカン・リーグの先発投手として登板しました。 フェルナンド・タティス・ジュニア選手、マックス・マンシー選手、ノーラン・アレナド選手を抑え勝利投手になりました。
2021年7月2日 ボルチモア・オリオールズ戦
29号と30号の2ホームランを放った後、同点の9回裏に四球で出塁し二塁への盗塁を決めました。そしてジャレッド・ウォルシュ選手のシングル・ヒットでスピードを発揮してサヨナラのホーム・インを果たしました。ホームに寝転がり万歳をするシーンを思い出します。
2021年4月4日 シカゴ・ホワイトソックス戦
トミー・ジョン手術を経て真の二刀流プレーヤーとしての大谷選手のデビューと考えられる試合です。 当時の監督ジョー・マドンは投手、大谷を2番打者として指名しました。ディラン・シーズ投手から1回裏に耳を裂くような451フィートのホームランを放ちました。
2019年6月13日 タンパベイ・レイズ戦
スキル、パワー、そして少しの運が必要なサイクル・ヒットは容易に達成できません。 大谷選手はトロピカーナ・フィールドでメジャー入りしてわずか2年でこの記録を達成しました。 1回表にホームランで先制すると、3回に二塁打、5回に三塁打、7回に中堅へシングル・ヒットを放ってサイクルを達成した最初の日本人選手になりました。
2018年4月3日 クリーブランド・インディアンス戦(現ガーディアンズ)
初めてのエンゼルスタジアムでの公式戦デビューの日です。大谷選手は満員のホーム観衆の前でキャリア初ホームランを放ちました。 サイレント・トリートメントを受けた試合です。
(※このコラムはこちらの記事を参考にしました。)